プロレスラーの入場に欠かす事のできない要素と言えば、プロレスラーの入場曲!
選手のためにオリジナルで制作された曲も多く、その中でも“名曲”と呼ぶに相応しいのが長州力の“パワーホール”です。
今回は、この長州力の入場曲“パワーホール”を徹底考察します!
パワーホールとは
長州力の入場曲“パワーホール”は、プロレスラーの入場曲の中でも特に有名な曲の一つ。1980年に発売されたアルバム「新日本プロレス・スーパー・ファイターのテーマ」に初収録。なんと40年以上も前に制作されています!名曲は色褪せない!
出典:キングレコード「新日本プロレス・スーパー・ファイターのテーマ」
気持ち昂ぶる高揚感が半端なく、この曲が鳴り響くと反射的に“長州コール”をせざるを得ません。
この内から溢れるパワーの源は一体なんなのか?その秘密に迫る!
テクノの名曲 パワーホール 考察
この“パワーホール”という、歴史的名曲を生み出したのは一体誰なのか?!
なんと作曲者はテクノ界の先駆者、平沢進氏だったのです!
因みに“パワーホール”を作曲した際は“異母犯抄”名義で制作。
そして、平沢進氏の“パワー・ホール”制作秘話が熱い!
当時、著作権に無知だった平沢進氏が著作権買い取り契約の条件で納得し“パワーホール”を制作。曲が使用されても平沢進氏には印税は全く入って来ないという事実!
さらに長州力入場テーマ曲制作の依頼を受けた時点で…
『プロレスのことに全く興味がなく、当然長州のことなんて全く知らなかった』
というのです。
そして…
『メロディーラインを三音にしてシンプルなテクノポップ調のこの曲を苦し紛れに適当に作った』
という開き直りで生まれた曲、“パワーホール”がまさかの名曲に!
しかし、平沢進氏は作曲家として本物。
“パワーホール”が名曲となったのは、必然でもあります。
なんと“パワーホール”はプロレスラーの入場曲としては世界初?のテクノの入場曲なのです。
平沢進氏が音楽界の“革命戦士”という事実!
平沢進 profile
1979年にプログレッシヴ・バンドMANDRAKEを母体に、P-MODELを結成しメジャーデビュー。高度な音楽的技量を備え、テクノ・ポップ・ブームの火付け役となり、次々と革新的な作品を発表する。プロレスラー“革命戦士”長州力の入場テーマ曲「パワー・ホール」を異母犯抄として作曲。89年よりP-MODELと並行してソロ活動を開始。観客の反応によってコンサートの進行が変更するライヴ“インタラクティブ・ライヴ”は自身のライフワークとなっている。その他、TVドキュメンタリーの音楽制作、OVAの サウンドトラック、ゲームミュージックなど、多方面で活躍している。
まとめ
革命戦士による
革命戦士のための曲
“パワーホール”
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