名勝負

【釘板】アントニオ猪木vs上田馬之助 ネイルデスマッチ【危険】

アントニオ猪木のデスマッチといえばリングサイドに釘板を敷き詰めたネイルデスマッチが有名です。猪木は釘板に落ちたのか?今回はアントニオ猪木vs上田馬之助のネイルデスマッチを考察!

ネイルデスマッチとは?

ネイルデスマッチとは釘板(五寸釘を打ち抜いたベニヤ板)をリングサイドに敷き詰めた危険なデスマッチ。アントニオ猪木vs上田馬之助のネイルデスマッチでは約4万本の五寸釘を使用。

アントニオ猪木vs上田馬之助 ネイルデスマッチ

1978年2月8日、日本武道館にて行われたアントニオ猪木vs上田馬之助のシングルマッチは、日本初のネイルデスマッチという形で実現!このネイルデスマッチという試合形式に至るには裏事情がありました。

当時の上田はトップヒールであったタイガー・ジェット・シンのパートナーでしたが、シンの格下に位置する上田への期待値は低く、猪木とのシングルマッチ相手としてはインパクトが弱かったのです。そこで集客のアイデアとして日本初のネイルデスマッチが実現しました。

事実、売れていなかった前売チケットもネイルデスマッチという試合形式に決定したことで話題になり、一気にチケットが売れました。

肝心の試合は、まさかのレスリングの攻防で開始!上田のグラウンド技術の高さが垣間見えます。猪木は延髄斬りで反撃し上田がロープ際まで吹っ飛びます。早速釘板落下のピンチでヒヤリ!

その後もグラウンドの攻防が繰り広げられますが、上田のストンピングで猪木が釘板落下しかけるというスリリングな展開に。

何とかピンチを脱した猪木は鉄柱を使った腕関節攻め!さらにリング中央で豪快なアームブリーカーを連発し完全に上田の腕を破壊!さらにストンピング、頭突きからトドメのアームブリーカー。完全にグロッキー状態の上田にセコンドのシンがタオル投入で試合終了のゴング!

試合終了後もキラーモードに入った猪木は折れた上田の腕を攻め続け、上田が釘板に落ちかけます。グロッキー状態の上田ですが、シンのタオル投入に納得のいかない様子でシンに激怒!負けはしましたが、上田のこの一戦にかける想いが伝わります。

釘板に落ちることはありませんでしたが…
“金狼”上田馬之助、その生き様しかと受け取った!

本当に釘板に落ちた松永光弘

1992年12月20日、W★INGの戸田市スポーツセンター大会の松永光弘vsレザーフェイス戦にて封印されていたネイルデスマッチが14年ぶりに実現!

猪木vs上田のネイルデスマッチは結局釘板に落ちることはありませんでしたが、どちらかが釘板に落ちることで決着するという過激なルールで行われました。

なんと松永が背中から釘板に落下!

まとめ

釘板はコストがかかるが金になる。

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