猪木がマジギレしてシュートを仕掛けた不穏試合の一つとしてグレート・アントニオ戦があります。なぜ猪木はマジギレしたのか?今回はその経緯・真相に迫る!
グレート・アントニオとは?
密林王ことグレート・アントニオはクロアチア出身のレスラーでバスを引っ張るパフォーマンスが有名な怪力レスラーです。
出典:昭和プロレス研究所
1961年、力道山を筆頭とする日本プロレスのワールドリーグ戦にて初来日。ファンを乗せた大型バス4台を引っ張るパフォーマンスが行われ日本人の度肝を抜きます。マスコミにも取り上げられ一躍有名に!
しかし肝心の試合は技術がなく、試合の組み立てもできないことが露わになります。シリーズ途中で他の外国人レスラーに制裁を受けるなど、完全にイロモノという印象を残し帰国することになります。
アントニオ猪木vsグレート・アントニオ
もう来日は絶望的かと思われたグレート・アントニオですが、1977年、新日本プロレスのリングにグレート・アントニオが突如乱入!なんと16年ぶりの再来日を果たします。
出典:昭和プロレス研究所
バスを引っ張るパフォーマンスも健在で、再び話題に!
そして1977年12月8日の蔵前国技館でアントニオ猪木とのシングルマッチが実現する運びとなります。
グレート・アントニオからは余裕が感じられる…というか試合中にニヤニヤ笑うなど不真面目な態度。グレート・アントニオの受けがお粗末でダラダラした試合展開となり観客から失笑も。
噛み合わない展開が続きますが、グレート・アントニオは力任せのハンマーパンチを猪木の背中に何度も振り下ろす!
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猪木マジギレ!
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グレート・アントニオの顔面に掌底連打!
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グレート・アントニオをマットに倒す!
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顔面蹴り連打!
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ストンピングの嵐!
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グレート・アントニオ大流血!
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レフェリーストップ!
観客は騒然となりました。
なぜ猪木はマジギレしたのか?!
グレート・アントニオのふざけた態度に試合開始から猪木は不機嫌でした。観客から失笑も起きる緊張感のない試合運びに、猪木はイライラが募っていたのでしょう。
そしてグレート・アントニオの力任せのハンマーパンチがきっかけで、猪木のマジギレスイッチが入ったのは明らかです!
とにかく猪木は緊張感のあるストイックな試合がしたかったはずです。
まとめ
プロ=ストイック
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