人類史上、最もビンタをした人物であろうアントニオ猪木。猪木のビンタは闘魂注入ビンタと呼ばれ、時に猪木にビンタをされるために行列ができ、ビンタをされ涙を流して歓喜する者まで現れます。まさに猪木はビンタ界の教祖のような存在!今回はその闘魂注入ビンタの原点に迫る!
闘魂注入ビンタとは?
闘魂注入ビンタはアントニオ猪木のパフォーマンスの一つ。猪木にビンタをされると闘魂が注入され良いことが起きるという縁起物として広まりました。
闘魂注入ビンタ 始まり元ネタは?
猪木が試合以外で一般人に初めてビンタを食らわせた相手は当時のテレビ朝日のアナウンサー佐々木正洋です。
1990年2月10日、新日本プロレス東京ドーム大会のメインイベントはアントニオ猪木&坂口征二vs橋本真也&蝶野正洋のタッグマッチ。この試合の直前、控室で佐々木正洋アナは猪木にインタビューを決行!
佐々木正洋アナのネガティブな質問に猪木が激怒!
猪木の「出る前に負ける事考えるバカいるかよ」という名言と同時に佐々木正洋アナに強烈なビンタを食らわせたました。
そして佐々木正洋アナにビンタを食らわせた約3ヶ月後、猪木のビンタが闘魂注入ビンタとして一気に広まる出来事が起こります。
1990年5月16日、当時国会議員を務めていた猪木は早稲田予備校で開催された講演に出席。教壇で予備校生たちのパンチを自らの腹で受ける余興を行っていました。
そんな中、武道の心得がある予備校生が登場。その強力なパンチに対し、猪木は反射的にビンタを食らわせてしまいました。
一見、一般人に対するプロレスラーの暴行事件となってもおかしくないですが、その予備校生が猪木信者だったようで「ありがとうございました」と一礼し感謝の意を示しました。
この様子が、テレビで放映されスポーツ紙などでも大きな話題に!
そして実際に猪木にビンタをされると受験に合格したり、願いが叶うという事例が続出!猪木のビンタ=縁起物として広まり、闘魂注入ビンタと呼ばれるようになりました。
まとめ
ビンタをビジネスの域に高めた猪木は天才。
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