天才は数々の名言を残しますが、プロレス界の“天才”武藤敬司は「ゴールのないマラソン」という名言を残しました。今回は「ゴールのないマラソン」の意味・経緯に迫る!
「ゴールのないマラソン」とは?
「ゴールのないマラソン」は“天才”武藤敬司の名言で、プロレスを続けていく上での武藤の世界観がよくあらわれています。
この名言は、1992年1月4日新日本プロレス東京ドーム大会を特集した週刊プロレス緊急増刊号(No474)に掲載された武藤のインタビューにて発信されました。
インタビュー内で武藤は同世代のプロレスラーについて質問され、その答えの中で「ゴールのないマラソン」という名言が生まれました。
闘魂三銃士だけじゃなくてね、オレと同じだけの時間をプロレスに費やしてきた選手たちは特にね。それとか、船木(誠勝)選手のように、新日本を出てっちゃって別の道を歩んではいるんだけど、やっぱり一緒の時期にスタートした選手は怖いですね。いろんな意味で。だってそうでしょ、トップを争うっていうのはさ、リングの中でも外でも勝負するってことなんだから。
これはね、ゴールのないマラソンを走ってるようなもんなんですよ。ライバルが今どこを走ってるのかもろくに見えないし、ちょっとしたら同じ道を走ってないのかもしれない。たまに“実況放送”が聞こえてくると、あせっちゃうし、こっちはこっちでいつも意地とプライドで走り続けなくちゃいけない。プロレスを続けていく限り、このレースは終わんない。
トップを目指し走り続けるプロレスラーのリアリティーを感じます。
武藤敬司 引退発表でも「ゴールのないマラソン」
ノアのリングで引退発表した武藤ですが、その際にも自身の名言「ゴールのないマラソン」を引用しています。
かつてプロレスとはゴールのないマラソンと言った自分ですが、ゴールすることに決めました。来年の春までには引退します。残り数試合ご声援のほど宜しくお願い致します!#cffes2022 #noah_ghc pic.twitter.com/AegJMCiSl7
— 武藤 敬司 (@muto_keiji) June 12, 2022
まとめ
マラソンは給水も大切。
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