体を張るプロレスラーに故障はつきものですが、膝の故障といえば武藤敬司が有名です。2018年には人工関節の手術を行いました。膝の故障はいつから?原因は?今回は武藤敬司の膝の故障をまとめました。
武藤敬司 膝の故障はいつから?原因は?
幼少の頃から運動神経の良かった武藤は、小学生の頃から柔道を習い始めます。学年で一番身長が高く、バク転やバク宙までこなす天性の才能がありました。
1984年のプロレスデビュー後も、その運動神経を生かしたスピーディーかつアクロバティックなスタイルを確立し、人気を博します。その代名詞とも言える技がムーンサルトプレスです。188cmという高身長ながら軽々とトップロープからバック転をする様は純粋にカッコ良く、内藤哲也など武藤に影響を受けたレスラーは数多くいます。
では武藤は一体いつから膝に爆弾をかかえていたのか?『くにまるジャパン 極』によると武藤は24歳の頃から、膝の故障とずっと闘い続けていたそうです。
21歳でプロレスデビューした武藤は、なんとデビュー3年目から膝の故障に悩んでいたということになります!
レスラー生活、ほとんど膝との闘い!
では膝の故障の原因は何なのか?やはり膝に負担のかかる『ムーンサルトプレス』が一番の原因であることは自他共に認めています。武藤はデビュー間もないヤングライオンの時からムーンサルトプレスを使い続けています。その代償として、両膝の軟骨の減少や摩滅等、膝に爆弾を抱え続けました。
膝の後遺症は重く様々な症状が出ています。
・直立したつもりでも膝が「く」の字に曲がっている。
・横向きのカニ歩きでないと階段を昇り降り出来ない。
・300m以上は断続的でなければ歩けない。
etc
また、武藤がショートタイツからロングタイツへと変えた理由は、膝に何重にも巻かれたテーピングを隠すためのようです。
武藤敬司 膝の故障まとめ
長年膝の故障に悩み続けた武藤ですが「1988年に手術後のリハビリを充分に行う事無く、プエルトリコへの海外遠征を行ったことが致命的だった」と自伝で語られています。
膝の故障の完治は難しいことから手術や長期欠場を繰り返し、2015年に放送されたテレビ番組『アナザースカイ』では、日常生活で車いすを使用することがあると明かされました。
人工関節にしたら「もうプロレスはできない」という理由から人工関節を敬遠していた武藤ですが、人工関節にしてもプロレスを続けてOKという先生と出会います。そして2018年3月に両膝に人工関節を入れる手術を行いました。
人工関節は2ミリずれるだけでもNGで、武藤の大きいサイズを探すのに難儀したようですが、ついに人工関節手術に成功!
古舘伊知郎のYouTubeチャンネルに出演した武藤は、膝の故障について語っています。
なんと右膝を4回、左膝を二回ほど手術しているようです。
また人工関節にしてからは膝の痛みが軽減し、可動域が広がったとのこと。しかしで術後1ヶ月ほどでスクワットをやってしまい、膝の皿が真っ二つ割れてしまう事態に!
武藤破天荒すぎる!
そんな武藤は2023年2月21日 東京ドームにて引退が決定。武藤は膝だけではなく、膝をかばうことで股関節にも負担がかかり、股関節痛にも悩み続けました。この股関節痛が引退を決意した大きな理由です。
まとめ
膝の故障=ムーンサルトプレス職人の職業病
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