昭和のプロレスはとんでもない事件が多々ありますが、猪木舌出し失神事件は特にインパクトのある事件です。今回はその真相に諸説ある猪木舌出し失神事件を考察!猪木は本当に失神したのか?!
猪木舌出し失神事件とは?
1983年の第1回IWGP優勝戦においてハルク・ホーガンのアックスボンバーを受けた猪木が脳震盪を起こし舌を出して失神した事件。この試合のテレビ放送はお茶の間に大きな衝撃を与えました。
アントニオ猪木vsハルク・ホーガン
1983年6月2日蔵前国技館で行われた第1回IWGP決勝リーグ戦の優勝決定戦でアントニオ猪木vsハルク・ホーガンが実現。当時のハルク・ホーガンはまだ新鋭で、大方の予想では猪木勝利が濃厚でした。しかし誰も予想していなかったまさかの結末が!
試合の序盤から勢いのあるホーガンに苦戦する猪木。場外戦では猪木の背後からホーガンのアックスボンバーが後頭部に炸裂!その勢いで猪木は頭を鉄柱にぶつけてしまいグロッキー状態に!辛うじてエプロンサイドに戻った猪木に対してホーガン渾身のアックスボンバーが再び炸裂!
場外に落下した猪木は頭を打って脳震盪を起こし、セコンド陣が猪木を担ぎリングへ戻すも、舌を出して失神する猪木の衝撃的な姿が!
※失神した猪木の舌は口の中にあったが、セコンドの木村健吾が舌を引っ張り出した。
古舘伊知郎アナは「乾ききった時代に送る、まるで雨乞いの儀式のように猪木に対する悲しげなファンの声援が飛んでいる!しかしながら猪木は動かない!」と実況!
21分27秒、猪木の失神KO負けという結末に!
試合終了のゴングが鳴ってもピクリとも動かない猪木に観客だけでなくレスラーや関係者も騒然。猪木は救急車で東京医科大学病院に運ばれ緊急入院する事態となります。
猪木舌出し失神事件 真相は?
猪木舌出し失神事件の真相については諸説ありますが有力な情報をまとめました。
●アントニオ猪木の実弟である猪木啓介氏を影武者にして深夜に極秘退院。
※新間寿氏が失神KOの翌朝、入院先である新宿区の東京医科大学病院の病室に行くと、ベッドには猪木ではなく猪木の実弟の猪木啓介氏が寝ていた。
●当時新日本プロレス副社長の坂口征二が「人間不信」と書き残し失踪。
●レフェリーを担当したミスター高橋が「猪木さんは誰にも自分の考えを告げずに完璧に一人芝居をやってのけた」と証言。
真相は猪木のみぞ知るところですが、脳震盪を起こしたのは事実のようです。
ちなみに下記はハルク・ホーガンの証言です。
あのとき、猪木の心臓がストップしていると聞いて、ホントにビックリした。思わずチビリそうになったよ。ドクターがリング上で猪木に蘇生措置を施すのを見て、さらに驚いたことを覚えている。
ハルク・ホーガン談
引用:週プレNEWS
まとめ
真相がどうであれヤバイ!