伝説&事件

【覇気?】ドラゴンストップとは?!長州vs橋本 その経緯・真相に迫る!【藤波辰爾】

藤波辰爾の数あるドラゴン殺法の中でも異質な存在感を放つドラゴンストップ。伝説の必殺技とも称されるドラゴンストップとは一体何だったのか?今回はその経緯・真相に迫る!

ドラゴンストップとは?!

ドラゴンストップは、遺恨のある長州と橋本の試合が打撃中心のケンカ試合となり、当時新日本プロレスの社長だった藤波辰爾がリングインして両者の間に割って入り試合を中断した行為。

藤波辰爾の必殺技は“ドラゴン”を冠するドラゴンスープレックス、ドラゴンスクリュー、ドラゴンロケットなどがありますが、これらは相手にダメージを与える必殺技であるのに対し、ドラゴンストップは試合を止めるという別次元の必殺技になります。

ドラゴンストップの経緯・真相!

2001年の新日本プロレス1・4の東京ドーム大会。この大会で「遺恨凄惨」と銘打たれた長州力vs橋本真也というカードが組まれました。なぜ「遺恨凄惨」なのか?2000年、橋本は新日本プロレスの二部団体のような位置づけでZEROを立ち上げますが長州は認めませんでした。そして2000年11月に新日本プロレスは橋本を解雇し、長州と橋本に深い因縁が勃発!つまり新日本プロレスは、2000年11月に解雇した橋本を目玉にして東京ドームで試合を組んだのです。

そしてこの長州力vs橋本真也のゲスト解説は藤波辰爾と山崎一夫が務めました。試合は、まさに遺恨をぶつけ合う凄惨な試合となります。グーパンチを入れたりする危険な試合展開に解説の山崎が藤波さん、つぶし合いになっちゃいますよ!というが、藤波はすぐに止めずしばらく様子を見てからリングサイドに詰め寄ります。

ついにエプロンサイドに上がった藤波はリングに入り両手をバッテンにして試合を強制終了!両陣営がリングに上がり長州と橋本が接触しないように引き離し会場は騒然!そしてついに藤波がマイクを持つ。

我々は殺し合いをしているんじゃない!

藤波の滑舌の悪さから全く何を言っているのかわからなかったが、藤波のただならぬ意志表示は会場全体に伝わり事態は沈静化。後にこの試合を止めた伝説の技は「ドラゴンストップ」と呼ばれることになります。

ドラゴンストップは覇気?!

期待の試合を途中で止めるという行為は本来なら暴動が起こってもおかしくないことをしていますが完全に沈静化しています。つまりドラゴンストップは長州vs橋本の試合だけではなく暴動さえも止めていたのではないでしょうか?

その不思議な力を持つドラゴンストップの正体は一体何なのか?!私は覇気だと推測しています。

理由としては覇気に重きを置く漫画ワンピースにてドラゴンストップと同じような描写があるからです。それは海賊vs海軍の頂上戦争にて主人公ルフィの兄、エースが処刑されかけている場面で見られます。


出典:ONE PIECE 第569話

ルフィが「やめろォ〜!」と叫ぶと、その叫びは覇気となって戦場全域を襲い、処刑の刀を持つ海兵を含めた気の弱い者達は一斉に気絶。結果処刑を止めました。ワンピースでは覇気の中でも覇王色の覇気は異質で、覇王色の覇気を持つ者には「王の資質」があり、能力を利用すれば敵を威圧して気絶させることができるとのこと。

さすがに気絶まではいきませんが、長州と橋本そして東京ドーム数万人を治めた藤波のドラゴンストップは覇王色の覇気と言えるのではないでしょうか?!

まとめ

漫画ワンピースではミドルネームに“D”の名前を持つキャラクターが複数登場し「Dの一族」と呼ばれていますが、その意味や実態はいまだ謎に包まれています。
モンキー・D・ルフィ
ゴール・D・ロジャー
マーシャル・D・ティーチ
etc

そしてプロレス界を代表するDと言えば、
藤波・D・辰爾
※もちろん“D”=ドラゴン

尾田栄一郎先生は藤波辰爾の影響を受けているに違いない!

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