平成初期にとんでもない映像がゴールデンタイムで放送されました。人間vs熊…プロレスラーvs熊…そう!伝説の藤原喜明vs熊です。今回は藤原喜明vs熊の経緯・真相に迫る!
人間vs熊の歴史
人間vs熊の歴史は長く、熊による農作物被害、山林被害、畜産被害、人身被害などが世界的に深刻な問題となっています。
人間にとって非常に危険な熊ですが、アメリカでは1950年代から1970年代ごろにかけて、熊とプロレスラーが戦う興行がエンターテイメントとして行われていました。
プロレスラーが戦う熊は凶暴な野生の熊ではなく、“レスリング・ベア”という人間を怪我させないようにしっかり調教された熊で、レスリングの動きまで教え込まれていました。
その“レスリング・ベア”と戦ったことのある日本人レスラーは、ミスター・ヒトやマサ斎藤などで、極真空手家ウイリー・ウイリアムスが戦った熊も“レスリング・ベア”のようです。
そして1990年代、“レスリング・ベア”ではない非常に危険な熊と闘ったプロレスラーが藤原喜明です。一応は人に飼われている熊だったようですが、冬眠期の凶暴な熊との真剣勝負がテレビで放送されました。
藤原喜明vs熊
1994年の1月「爆裂!異種格闘技TV」というバラエティバ番組にて藤原喜明vs熊がゴールデンタイムで放送されました。番組制作にはテリー伊藤が携わっており、藤原喜明vs熊を企画したようです。
藤原は熊と闘うために、カナダの山奥に向かうことに。待ち構えていたのは体調2〜3メートルほどの熊で、周りはネットで厳重に囲まれています。藤原は木からジャンプしてこのネットの中に入り熊と対峙!なぜか藤原のセコンドには出川哲朗が!
完全に不機嫌な熊はヴォーヴォーという重低音の唸り声で威嚇。それはメタルのデスボイスを彷彿とさせます。
ファイティングポーズを構え距離を測る藤原ですが、一瞬の隙を突き熊の高速タックルが発動!藤原は吹っ飛ばされダウン!一気に緊張感が高まり出川は…無言!
なんとか立ち上がった藤原だが、2回目の熊の高速タックルが発動!
なんとか立ち上がった藤原だが、3回目の熊の高速タックルが発動!
なんとか立ち上がった藤原だが、4回目の熊の高速タックルが発動!
藤原は肩を痛めたようで大ダメージ!
出川も「大丈夫ですか!藤原さん!」と声を荒げる!
現地の人がこれ以上の戦いを無謀だと止め、この一戦は幕を閉じました。
熊強すぎ!
藤原は熊に噛まれたようで、試合後のコメントでは熊の強さを称賛。自身が生きていてラッキーだったと語りました。
まさに死闘!
この映像、令和の時代においては放送事故というかゴールデンタイムに放送自体できないでしょう。
藤原喜明が語る熊との闘い
時は経ち、蝶野正弘のYouTubeチャンネルで、藤原が改めて熊との死闘を振り返りました。
スタッフに「おい、大丈夫だろうな?」って言ったら、「大丈夫です!たっぷり保険に入ってますから」って!
お前らも危ないと思ってるんじゃねーか!コノヤロー!!
藤原喜明 談
まとめ
テリー伊藤の企画力がヤバイ!