数あるプロレス名言の中でも、アントニオ猪木の「出る前に負ける事考えるバカいるかよ」は、とてもポジティブな名言です。またこの名言が生まれた瞬間、猪木が一般人に初めて闘魂ビンタを食らわしています。今回は「出る前に負ける事考えるバカいるかよ」の経緯・真相に迫る!
「出る前に負ける事考えるバカいるかよ」とは?!
「出る前に負ける事考えるバカいるかよ」はアントニオ猪木が、試合前のインタビューに訪れたアナウンサーのネガティブな質問に対して放った名言。またこの際に猪木がアナウンサーにビンタを食らわしたことでも有名。
「出る前に負ける事考えるバカいるかよ」経緯・真相!
1990年2月10日、新日本プロレス東京ドーム大会のメインイベントはアントニオ猪木&坂口征二vs橋本真也&蝶野正洋のタッグマッチ!この試合の直前、控室でピリピリしたムードの中、アントニオ猪木はアナウンサーのインタビューに応えました。
アナウンサー「もし負けるということがあると、これは勝負の時の運という言葉で済まないことになりますが?」
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猪木「出る前に負ける事考えるバカいるかよ」
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アナウンサーをビンタ!
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猪木「出てけコラー!」
猪木にインタビューしたのは当時のテレビ朝日アナウンサーの佐々木正洋アナで、猪木が試合以外で一般人に初めてビンタを食らわせた相手でもあります。
つまりこの名言誕生の瞬間は闘魂ビンタ誕生の瞬間でもあったのです!
(この約3ヶ月後、猪木は早稲田予備校で行なわれた講演で予備校生にビンタし、闘魂ビンタはさらにメジャーになります)
さらにこの日の猪木&坂口組の対戦相手である橋本&蝶野組の控室でもとんでもない名言が生まれていました!
橋本真也の名言「時は来た!それだけだ」です!
なんと1990年2月10日は同時多発的に名言が生まれていたのです!
そして注目したいのが、この2つの名言に共通点があることです。それは名言が生まれた瞬間にそれぞれのタッグパートナーが笑っていることです。
坂口(笑)
蝶野(笑)
まとめ
名言の陰に笑い有り。