考察

《FMW 大仁田》1990年“史上初”の有刺鉄線電流爆破デスマッチ 【大仁田厚 vs ターザン後藤】

有刺鉄線電流爆破デスマッチとは?

有刺鉄線電流爆破デスマッチは、大仁田厚が考案したデスマッチ!通常のロープの代わりに有刺鉄線を張り、なおかつ有刺鉄線に電流を流し小型爆弾を設置!視覚面と音響面でインパクトが強く話題に!大仁田厚が旗揚げしたFMWでは1990年代に盛んに行われました。

試合後の選手は、何十針も縫う裂傷や爆破によって大火傷を負うことも!一般人には真似のできない、とても危険な試合形式です。

また有刺鉄線電流爆破デスマッチから派生し、以下のようなデスマッチも行われました。

・有刺鉄線バリケードマット地雷爆破デスマッチ

・ノーロープ有刺鉄線金網電流爆破デスマッチ

・ノーロープ有刺鉄線電流爆破超大型時限爆弾デスマッチ

・水中機雷爆破デスマッチ

メディアやYouTubeなどの影響で、広く認知されるようになった有刺鉄線電流爆破デスマッチですが、今回はその原点となる1990年“史上初”の有刺鉄線電流爆破デスマッチを考察します。

1989年FMW旗揚げ以降、大仁田厚と共にFMWを守ってきたターザン後藤。しかしターザン後藤が突然の裏切り!大仁田厚とターザン後藤の決着の舞台として用意されたのが、“史上初”の有刺鉄線電流爆破デスマッチでした。

1990.8.4 レールシティ汐留

ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ

大仁田厚 vs ターザン後藤

この試合は東京スポーツ主催のプロレス大賞年間最高試合賞を受賞!

史上初のノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ

出典:YouTube

ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ。

そして当時大仁田が保持するWWA認定ブラスナックル王座戦。

勝敗は3カウント(フォール)ではなく、10カウント(ノックアウト)で決着!

大仁田の握手を拒否する後藤!

会場の期待と緊張感が高まる!

試合開始早々、強烈な頭突きを仕掛ける後藤!

大仁田、速攻で被爆

会場にはどよめきが!

大仁田の背中がざっくり切れる!

フラフラで立ち上がった大仁田だが…

自爆!

足四の字固めで締め上げる後藤。

電流爆破で裂傷した腕が気になる大仁田!

なんとか足四の字固めを脱出した大仁田。

頭突き合戦に!

頭突き合戦で倒れた大仁田が立ち上がろうとしたその時…

また自爆!

大仁田は再び足四の字固めで苦しめられるが、起死回生のブルドッキングヘッドロックで反撃!

ブルドッキングヘッドロック直後、勢いあまって…

またまた自爆!

ペースを掴んだ後藤の必殺フェイスバスター炸裂!

フラフラで立ち上がった大仁田だが…

またまたまた自爆!

フラフラで立ち上がろうとした大仁田だが…

またまたまたまた自爆!

何とか立ち上がった大仁田!突進気味のエルボー!

後藤、ついに被爆!

爆破に包み込まれる後藤!

爆破の衝撃で反り返る後藤!

膝から崩れ落ちる後藤!

大の字になる後藤!

この日で一番の大爆発!

後藤が根性で立ち上がるも、大仁田がDDTとサンダーファイヤーパワーボムを交互に三連発!

カウント途中、大仁田の“ONITAパンツ”を掴もうと後藤が最後まで意地を見せるが、10カウントで決着!

大仁田KO勝利!

大仁田のマイクアピールが全く聞き取れない!

字幕によると「俺も後藤もFMWが大好きなんです!!」とのこと。

倒れる後藤を抱き寄せる大仁田。

この後、二人でバケツの水をかぶる!

字幕によると、バケツの水をかぶった瞬間、4ヶ月に渡る蟠り(わだかまり)は、きれいサッパリと洗い流されたということです。

なんと“史上初”の有刺鉄線電流爆破デスマッチはハッピーエンド!

まとめ

出典:週刊プロレス

「わかったから もう、やめてくれ」

この週刊プロレスの表紙にもなった名言は、“史上初”の有刺鉄線電流爆破デスマッチの観客席から上がった叫び声。

とにかくインパクトが凄まじく、賛否両論あれどプロレス界において歴史的一戦になったことは間違いないはずです。

そして今回の考察で注目したのが、大仁田の自爆回数!(フラフラ状態で)

大仁田の被爆回数は計6回!

その6回のうち自爆が5回!(フラフラ状態で)

爆弾に吸い寄せられる男、大仁田厚。

“世界一自爆した男”
としてギネス申請すべきです。

※90年代以降、引退と復帰を繰り返した大仁田厚ですが、近年は有刺鉄線バットに爆弾と電流を仕込んで使用する有刺鉄線電流爆破バットを新たに考案。地方会場をまわりながら有刺鉄線電流爆破バットデスマッチを行うなど、現在も精力的に活動しています。